7月11日 陸前高田市未来商店街にて行われた「あゆみ観音」奉納法要に参列してきました。

立山観音堂のご本尊「あゆみ観音」さま
立山観音堂のご本尊「あゆみ観音」さま

6月16日のこと、岩手県・陸前高田観光物産協会のフェイスブックに「あゆみ観音プロジェクト」の記事が掲載されました。奈良県当麻寺中の坊・松村院主の肝いりで、陸前高田市高田松原の被災松で「あゆみ観音」を製作、制作の過程でおよそ50カ所以上の寺院を巡り一人一彫りのノミ入れを行い、延べ5000人以上の方が結縁するということ、完成後は陸前高田市の金剛寺さまに納められることが記されていました。

 

金剛寺さまのご本尊如意輪観音像はがれきの中から見つかりましたが、立山観音堂の観音様はいまだ見つかっていません。「あゆみ観音」を立山観音堂のご本尊にお迎えできないかと思い立ち、翌日松村院主にメールをしたところ、金剛寺さんら関係各位の了解が得られれば異存はないとのこと。立山観音堂別当の大和田さんにおつなぎしたところ、ぜひにということとなり、そして金剛寺さんらの了解も得られ、数週間でトントンと話が進み、「あゆみ観音」さまを立山観音堂のご本尊として迎えられることになりました。観音堂完成までの間は、金剛寺さんが避難している圓城寺に仮安置されることとなっています。

 

7月11日に陸前高田市未来商店街にて行われた奉納法要には、「祈りの道プロジェクト」から福田と吉水さんが参列しました。これからも当麻寺さんはお堂再建に向けての募金を続けてくれるそうです。ありがたいですね。早く立山観音堂が再興なれば、と願っております。