2015年9月 気仙三観音が岩手県文化財に指定されました

 

 気仙三十三観音霊場の矢作の観音寺、小友の常膳寺、猪川の長谷寺は、それぞれ坂上田村麻呂にかかわる伝説を有する霊場で、古くから「気仙三観音」として信仰を捧げられてきました。

 

 この度、観音寺所有の「十一面観音立像」「伝毘沙門天像」「伝虚空増菩薩像」と常膳寺の「十一面観音立像」の仏像4体が岩手県文化財に指定されました。これにより「気仙三観音」すべてが県指定文化財となります。

 

 観音寺の3体の仏像は平安時代の作、常膳寺の仏像は室町時代の作と言われています。幾多の試練を乗り越え今に伝えられた宝物が、こうして評価され広く知られるようになることは喜ばしいことです。

 

 観音寺、常膳寺の仏さまは秘仏ですが、ご開帳の時はぜひお参りいただきたいと思います。